栃木県塩谷町にある弊社の営業所。
せっかく庭があるので、土壌の水分量・温度・養分濃度を計測できるセンサー2つを用いて遠隔監視してみます。
養分濃度が計測できるとの事ですが、よく分からないのでバーク堆肥を2種類購入して計測。
1つ目は熟成発酵『土ふかふかバーク堆肥』。
群馬県が誇るあかぎ園芸が販売。
群馬県の日の出食堂のもつ煮は、臭みなくやわらかくて大変美味です。
2つ目は、『熟成バークたい肥』。
栃木県でオーガニックガーテンをすすめる鹿沼興産のバーク堆肥を選定。
鹿沼で有名なニラそば。大盛はニラも比例して大盛になります。ニラをエンドレスに食べられるくらいのニラ愛があればおすすめします。
早速、ダイレクトに『土ふかふか堆肥』を計測してみます。
養分濃度は0.00ms/cm➡0.01ms/cmに変化しました。
『土ふかふか堆肥』を開封時の水分量は14.3%。
今回のセンサーは、シナダイン製の小型水分センサーです。
同じ結果になるのは分かりつつ、『熟成バークたい肥』も計測します。
養分濃度は0.00ms/cm➡0.01ms/cmに変化しました。ほぼ、誤差です。
『熟成バークたい肥』を開封時の水分量は14.6%。
気を取り直して土壌センサーを埋める
養分濃度は何とも言えない結果になりましたが、土壌センサー2本を庭に埋めて、水分・温度・養分にどのような変化が起きるのか遠隔監視してみます。
少しでも差が分かるように用意した資材がこちら。
黒曜石パーライト『ビーエスライト』!
黒曜石パーライトは、土に混ぜると水はけがよくなる土壌改良資材です。
という訳で、土壌センサー1(土壌1)と土壌センサー2(土壌2)で下記構成としました。
土壌1=塩谷町の土 + 熟成たい肥 + ビーエスライト
土壌2=塩谷町の土100%
結果はどうなったのでしょうか。
実際に下記のJOKERサイトで確認してみて下さい。
ユーザー:joker パスワード:joker
▶http://210.156.172.132/
黒曜石パーライトは凄かった
2022年6月15日。栃木県塩谷町も雨が多くなってきました。事務所内の湿度が90%近くなることもありますが、朝晩はまだまだ寒いです。
湿気に比例してムカデも多くなり、不意に部屋の中で遭遇すると気絶しそうになります。
築30年の隙間が多い家なのでムカデの侵入は諦めて、6月10日と11日に降った雨で土壌水分量がどう変化したかを確認してみます。
6月10日14時頃に降った雨で、黒曜石パーライトとバーク堆肥を追加した土壌の水分量は最大で35%。
何もしていない土壌の水分量は最大で70%でした。
粘土質や水はけの悪い土地に、パーライトを混ぜると排水性は良くなりそうです(※)。
こういうデータを可視化できのも面白いですね。
JOKERが農業にもお役立ちできると幸いです。
(※)2022年12月08日現在、パーライトとバークたい肥の効果は消えました。降雨時、土壌センサー1と2の水はけに差異はありません。合掌。